- 2020年04月06日
住まいで電気をよく使う家電といえば、テレビ?エアコン?電子レンジ?
環境省の資料「平成25年度家庭における電力消費量実測調査 報告書」には一番利用率の高い物は冷蔵庫、2番目は照明器具。次いで3位にテレビ、4位にエアコンと家電4品が大きく占めています。
冷蔵庫は1日中ずっと電気を利用しますし、照明器具は夕方から深夜まで、早朝も日が照らなければ利用する生活必需品。
仕事から、買い物から帰って来て部屋が暗ければ照明を付けて灯を燈す。
団らんの象徴ですね。
照明器具といえば、現在利用されているものは様々です。
白熱灯、蛍光灯、LED照明などなど。
現在では、白熱等、蛍光灯共に市場の縮小化が進み、パナソニックは2019年4月1日に蛍光灯の生産を中止し、LED照明への切り替えを促進しております。
今後はLED照明の利用が主になると思いますが、どれを選んだらいいの?と疑問点も。
そこで、正しい設置を行うことでより利便性が高まり、使いやすくなる3つのポイントを解説いたします。
1.明るさについて
2.彩度の種類
3.その他の利点
1. 明るさについて
部屋の照明を選ぶ時の注意点は広さにあった明るさを選ぶ事です。
夕方から寝るまでの間、照明器具を利用して家中を明るく照らします。
実際にどのくらいの明るさが必要になるのでしょう。
出展:一般社団法人日本照明工業会ガイドA121:2014
部屋の広さによってだんだんと数値が大きくなっていきます。あまり明るすぎると目が疲れやすくなりますので、適切な照明を使いましょう。
また、製品によっては調光できるタイプの製品も販売されているので、好みの明るさを調整する事も可能です。
最近はデザイン性に富み、機能もたくさん付いた製品も販売されています。
2.彩度の種類
次に、彩度です。照明の色は大きく分けて3つに分類されます。
電球色 昼白色 昼光色
電球色は温かみのあるオレンジ色の光です。昔からの電球のような色合いで、リラックスするような場所での利用が行われます。寝室などでの利用が行われます。
昼白色は、太陽光に近い色合いです。リビングやダイニングなど、人が集まる場所で利用される事が多い照明です。
昼光色は昼白色より少し青みがかった光です。集中力を高めるため、職場や勉強部屋、作業場などで使われる照明です。
色合いが変わるだけで部屋の雰囲気も大きく変わってきます。料理がおいしそうに見える色合いや、団欒の雰囲気、勉強がはかどる部屋などなど。
好みの色合いや、家具などに合わせて照明器具を選ぶのも良いと思います。
3.その他のメリット
LED照明に変える事で4つのメリット
① 取替の手間が減る。
通常、蛍光灯の寿命は6,000時間から10,000時間と言われています。
夜だけ利用をした場合、3年程で取替時期となりますが、LED照明の寿命は40,000時間程度です。
蛍光灯の4倍の長寿命。約10年程の利用は可能ですので、取替の手間が少なくなります。
届かない場所に付いてある照明を外して取り替えする事も減りますね。
②電気代が安くなる。
次に、電気代が安くなります。同じ明るさの電球とLED照明の電気利用量はほぼ半分から3分の1になります。
60w相当の電球1個を同等のLED電球に変えるだけで1年間約400円減。電球10個替えると年間4,000円も変わります。
例えば、玄関灯、廊下のダウンライト、トイレ、洗面所、洗面台に2個、お風呂に2個これだけで8個、その他いろいろな場所の電球やシーリングライトを替えると電気代ももっとお得に。
③虫が寄りづらくなる。
よく、シーリングライトのカバーに小さな虫が入っていませんか?
蛍光灯は紫外線を蛍光管の中にある薬剤に充てて発光を促す装置です。この小さな虫は紫外線に向かって集まる習性があるので、蛍光灯のシーリングライトにも集まってきます。
LED照明は紫外線を発生させて発光しませんので、虫が集まりにくくなっています。
最近新しく建築されたコンビニエンスストアはLED照明を使っている場合が多いので、以前のコンビニに比べて虫が集まりにくくなっているのもLED照明のおかげです。
④色んな機能が追加できる。
最近の照明器具にはいろいろな機能が追加されています。たとえば、ビデオカメラの機能が付いた物、スピーカー機能が付いていてBluetoothやWi-Fiなどで接続を行い、天井から音声を流す事で臨場感あふれる音声になったり、またプロジェクター機能が付いた物など。
多種に渡る機能が照明器具にも付いてきております
※ いろんな機能の付いた照明器具については改めてご紹介を致します。
くらしに関わる灯り。みなさんの生活に合わせて選ばれてみてはいかがでしょうか。
記:㈱水明 営業部